201802

植樹イベント(2008年5月10日)

09:30~ 現地に集合
10:00~ ハイキングコース入口に到着
10:30~ 現地到着
10:40~ セレモニー
11:15~ 植林作業
13:00~ バーベキュー

待ちに待った植樹イベント当日、残念ながら太陽は顔を出してはくれず、小雨がパラつくあいにくの天気です。しかし、このくらいの天気の方が適度な湿気があり、土が湿っていて植樹に適しているとのこと。
でははりきって行ってきます!

バスが発着できるJR青梅線河辺駅前に集合しました。河辺駅は青梅駅の2つ手前の駅で、新宿から電車で50分ほどのところにあります。改札を出ると青梅の山々が見え、東京でありながら豊かな自然が広がる地域です。

今回のイベント参加者は52名。たくさんの社員がボランティアとして参加しました!

2台のバスに分乗して、いざ出発。バスで青梅丘陵ハイキングコースの入口まで移動します。

ハイキングコースの入口は、青梅の住宅街を抜けた青梅鉄道公園のそばにあります。
週末になると、家族連れなどで賑わうハイキングコースです。

バスから降りると、あたりはすっかり緑一色。
「企業の森・黒田電気(青梅)」の活動場所まで約30分歩きます。

鮮やかな森の緑に目を奪われていると、ぬかるみに足を取られてしまいます。しかし新緑の中、傘を片手に山登りというのもオツなもの。ハイキングコース沿いにはツツジの花も咲いており、雨に濡れてとてもきれいです。

ようやく植樹作業の現場に到着しました。森が突然開けて、目の前に広がるのは、更地となった山の斜面。麓の方には線路を挟んで青梅市街を一望できる、絶好のロケーションです。
そして今回の「企業の森・黒田電気(青梅)」植樹イベントに先立ち、メッセージボードを設置いたしました。

メッセージボードには、

「私たち 黒田電気株式会社 は 「生命」 「自由」 「誠実と感謝の心」のもと 「企業の森・黒田電気(青梅)」 にて “CO2の削減” “花粉の少ない森づくり”に貢献するとともに、社員の環境教育・親睦の場として活用させていただき、また地域との交流を図らせていただきたいと考えております。この森との出会いを実現いただきましたご関係の皆様に心から感謝申し上げます。

平成20年5月10日 黒田電気株式会社」

と、黒田電気の想いが記されています。

企業の森

式典

記念すべき第四号の「企業の森」の植樹イベントということで、たくさんの来賓の皆さまにお越し頂き、式典が始まりました。
弊社金子社長よりご挨拶をさせていただき、東京都農林水産振興財団事務局長 秋元篤司様にご挨拶を賜りました。そして、「企業の森・黒田電気(青梅)」の実施地である青梅市より、青梅市長 竹内俊夫様より来賓代表の挨拶を頂戴いたしました。

企業の森

青梅市長 竹内俊夫様 「企業の森・黒田電気(青梅)」でのスピーチ

本日は「企業の森・黒田電気(青梅)」の植樹イベントの開催、誠におめでとうございます。

 “豊かな自然・快適な暮らし・ふれあいの街青梅”を「目標とする将来像」として掲げている青梅市ですが、その豊かな自然が花粉被害を発生させているという側面もあり、東京都でも花粉対策に取りくんでおります。その活動にご賛同いただき、「企業の森・黒田電気(青梅)」として本日新たな一歩を迎えられたことは、大変喜ばしく、感謝申し上げております。

この近辺では今でもカモシカを見ることが出来るほどの大変豊かな自然を有するロケーションで、このような素晴らしい土地をご提供いただき、「企業の森・黒田電気(青梅)」の事業にご協力下さる森林所有者様にも心から感謝いたしております。また、黒田電気様には、この先10年と言わず何年先もこの山に訪れていただいて、環境活動や皆様の健康・親睦を図る場として大いに活用していただくことを祈念しております。

企業の森

記念植樹

社員の代表が二人一組でコナラと山桜の二種類を植樹します。これは青梅の山に自生している広葉樹でもあります。「企業の森・黒田電気(青梅)」がたくさんの人に愛される森になりますように、と祈りを込めて木を植えました。10年後にはたくさんの葉を茂らせていることでしょう。

今回のメインイベント、植樹作業です。まずは森林組合の方から植樹に際しての注意事項等のお話がありました。少しずつ強まる雨の中、みんな一様に真剣な面持ちで説明に聞き入っています。皆さん力を合わせて頑張りましょう!

5つの班に分かれ、ヘルメットを深く被り、軍手をして準備完了。斜面には行き来できるように細い道が作られていますが、大変な急勾配。そのうえ雨でぬかるんでいるため、精一杯足もとに気を配りながら斜面を下っていきます。

ようやく各班の現場に着くと、森林組合の方が実際に苗木の植え付け方法を見せてくださいました。私たちが植える「西多摩2号、14号」という杉は花粉の少ない品種で、この苗木が育てばこの辺りの杉花粉を減らすことができます。また、しっかりと根を下ろした杉の木は、土砂災害を防ぐ重要な役割を果たすのです。

企業の森

① まわりの木の根や石を取り除きます。

企業の森

② トンガ(唐鍬)で20cmほどの深さの穴を掘ります。

企業の森

③ 掘った穴に苗木を置き、根っこの部分に土をかけます。

企業の森

④ 苗木を固定するためにまわりにかけた土を
  軽く踏み固めます。

簡単な作業ですが、急勾配の斜面で行うには一苦労。みんな真剣な表情で、苗木が大きく育つように、1本1本気持ちを込めて植えました。社員の顔は雨に濡れ泥だらけでしたが、貴重な体験ができたという達成感に満ちていました。
(このとき植えた杉の様子は「企業の森日記」よりご覧いただけます)

さてメインイベントを無事終えおなかをすかせた一行は、下山してバスに乗り込みBBQ会場へと向かいます。みんな一仕事終えて、爽やかな表情です。バスでしばらく行くと、多摩川沿いに建つログハウスのBBQ会場「煉瓦堂朱トンボ」に到着しました。テーブルにはお肉や野菜が載ったお皿がたくさん並べられ、宴の準備は万端です!

BBQは参加者みんなで協力し、火を熾こして炭を燃やすところから始まりました。そして「企業の森・黒田電気(青梅)」植樹イベントの成功を祝して乾杯!和やかな雰囲気の中、新鮮なお肉や野菜、爽やかな後味の多摩の地酒をいただいて、楽しく思い出深いBBQとなりました。

戸田 明子(立川営業所)

貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
今回植林という内容でありましたが、参加した全員が同じ目的、作業することはとても大事だと感じました。仕事、業務を離れた中でひとつのものに向かうことは最近の生活している中では無いように思います。どこか個人主義、協調性のなさが許される社会で、このような取り組みをどんどん取り入れてほしいと思います。
また、植えた苗木が一年、五年、十年先の成長した姿を参加したメンバーでまた見に行きたいですね。

木村 勇太(東京本社)

今年の新入社員研修時にも、大阪府高槻市での環境貢献活動に参加し、間伐作業を体験しましたが、今回は植樹作業を体験することができ、間伐とはまた違った面白さを感じることができました。
また、その後のバーベキューでは普段あまり話すことがない社員の方たちとの交流の場となり、食事やお酒を通して話をすることができ、非常に楽しいイベントだったと思います。今後もこのようなイベントに参加していきたいと思いました。

黒田 信行(東京本社)

当日の雨模様から、「我々には良くないが、木々には恵みの雨」という状況でスタートしました。雨はあまり気にならなかったのですが、急斜面での作業は緊張しました。植樹後の感想は、「もっと植えたかった」というものでしたが、今後も機会を作り、自社で出した二酸化炭素くらい自社で吸収できればと思っています。
地球全体が生き物であると考え、我々寄生生物は「生かされている」事を認識すべきではないでしょうか。

瀧澤 有希(東京本社)

残念ながら当日は雨でしたが、山のきれいな空気を満喫できました。もう少し天気がよければ、より一層美しい景色も望めるよい場所だと思います。
今回のイベントは環境について考える非常によい機会となりましたし、普段はあまりお話する機会のない方ともお話ができ、とても有意義な一日を過ごせました。植樹した木が成長するのがすごく楽しみです。今後もぜひ活動に参加して、環境に少しでも貢献していきたいと思いました。