201802

森林整備イベント開催(2012年9月29日)

9月29日(土)「企業の森・黒田電気(青梅)」の森林整備イベントが開催されました。

今回のイベントは5回目となりますが、第1回の植樹イベントをしのぐ、過去最多の59名の参加となりました。女性社員も16名の方が参加し、また初参加の方が約半分の28名と、この活動のすそ野の広がりを感じます。

3日前の天気予報では、当日に台風直撃が予想されていましたが、進路がややそれて前日に通過し、翌日には別の台風が関東を直撃、その間の当日だけ晴天という、正にピンポイントで天候に恵まれました。イベントを楽しみにしていた参加者の皆さんの想いが伝わったのでしょう。

今 回も例年通り、植栽したスギの周りに生い茂った草木を刈り取る「下刈り」と、参加者のコミュニケーションの場としての「バーベキュー」、そして昨年取り入 れ、好評だった木工体験「マイ箸作り」をメニューとしましたが、女性社員には急斜面での下刈り作業は厳しいのではというご意見もあり、試みとして、昔話の 桃太郎の「おじいさんは山で・・・」ではありませんが、男性は山で「下刈り」を、女性はふもとの公園で「マイ箸作り」を行う別メニューとしました。それで も、毎年参加している女性社員の中には「やっぱり私は下刈りをやりたい」と希望して「下刈り」をした方がいたり、初参加で「マイ箸作り」をした女性社員の 中にも「次は下刈りをやってみたい」という方もいました。

開始式のあと、早速二手に分かれて、男性陣は、虫よけネット付ヘルメット・軍手・大鎌のフル装備で植樹地に向かい、森林組合の指導員さんから作業方法の説明を受けたあと作業開始です。

・・・ところが、今年は参加人数が多かったこともあり、スギの周りはみるみるうちに綺麗になり、予定時間より大幅に短い時間で作業が終了しました。

「えっもう終わり」
「去年はこんなんじゃなかったぞ」
「もっとやりたかった」
という声があがっていました。(中にはこれ位で十分という人も・・・)

また、今回の作業場所は斜面の下の方のほとんど平らな所が中心でしたので、これなら女性陣の活躍の場もありかなという感じがしました。来年は希望者の方は是非チャレンジしていただければと思います。

時間が余ったので、予定にはなかったのですが急遽、植樹地の上のハイキングコースにある「企業の森・黒田電気(青梅)」の看板のところまで側道を登り、上から植樹地を眺めてみようということになりました。

下から見上げると大した距離には感じられなかったのですが、実際に側道を登ってみるとかなりの角度と距離があり、皆さんは途中からしゃべる余裕もなくなり、黙々と登り続けます。

そしてようやく看板のところに着いて記念撮影。

下刈りではやや物足りない感があったのですが、こちらの「ミニ登山」はかなりの達成感でした。いい汗をかくことができました。

一方、下刈り作業と並行して、女性陣は「七兵衛公園」」にてマイ箸作りを行いました。

木工用小刀を使って20センチ位の角材の先端を削り、紙ヤスリで形を整えていきます。角材は「東京・多摩産」の花粉の少ないスギが使われており、木を削る度にスギの香りがやわらかく辺りに広がります。

箸作りを行った皆さんは初めての作業に最初はとまどい、少し削っては周りの人と確認しあっていましたが、紙ヤスリを使用する頃には自分の箸だけに集中し、黙々と作業していました。そして色々な形のお箸が出来上がり、午後のバーベキューで早速「マイ箸」として使う方が多くいました。

<参加者の感想>「周りに話しかけられても気づかないほど、熱中してしまいました。とても面白かったです。」

「すぐに終わるとかと思いきや、バランスよく削る事が難しかったです。納得のいく仕上がりにならず、時間切れとなってしまいました。続きは自宅でゆっくりやっていますが、相変わらず均等にならず、お箸が段々短くなってきたので、そろそろ妥協する予定です。」

イベントの最後は参加者全員お待ちかねのバーベキュー。
男性の方々が率先してお肉や野菜を焼き、焼きそばや野菜炒めを手際よく作る姿は普段では決して目にすることが出来ない貴重な一面です。

バーベキューの鉄板・網は4か所に分かれて設置されていたのですが、同じ食材でも調理する人によってそれぞれ違った味付けに仕上がっていて、味比べを楽しんでいる方もいました。

今回も美味しいお肉やお酒、清々しい自然の中というロケーションもあいまって、普段あまり話す機会のない他部署の人たちとの会話も弾み、大いに盛り上がっていました。


今年でこの青梅での森林整備イベントは5年目を迎えました。植樹したスギは年を重ねるごとに確実に背丈を伸ばしており、目に見えてたくましく成長しています。正に社是の「大地深く生命の根を張り 大空高く自由に伸びよ」を彷彿させる感があります。

今回のイベントは女性社員や初めて参加した方が多く、これまでとは違った盛り上がりを見せたように思います。その初めて参加した方からは毎年必ずと言って いいほど、「参加して良かった、楽しかった」「また参加したい」「未体験の人はぜひ参加すべき」といった声を頂いています。これからも、参加者の皆さんか らいただく気づき点・アイデア等を活かして、さらなる参加者数のアップを目指し、魅力あるイベントづくりを行っていきたいと思います。