201802

青梅にも秋の風(2008年9月14日)

9月14日、3連休の真ん中の日曜日、家族を連れて「企業の森・黒田電気(青梅)」へ車で行ってきました。

自宅のある横浜市内から二時間半、出発が遅かったため、「青梅丘陵ハイキングコース」に到着したのは11時半頃。朝のうちはどんより曇っていましたが、着いた頃にはほぼ快晴。久しぶりに気温も30度を超えていました。

お昼の時間帯であり、また暑かったのでハイキングコースを歩いている人は少ないかなと思っていましたが、植樹地に着くまでに10数組の人たちとすれ違いまし た。犬の散歩をする人、ジョギングをする人、グループで会話をしながら歩いている人、一人黙々と歩いている人など様々ですが、すれ違う際には、どちらから ともなくお互いに「こんにちは」とあいさつを交わします。朝の早い時間帯などはもっとたくさんの人が歩いているのかなと想像されました。

子どもの足でゆっくり40分くらい歩いていると、前方が急に明るくなって視界が開けてきました。植樹地に到着です。「あっ見ている。見ている。」前を行く人 が「企業の森・黒田電気(青梅)」の看板とメッセージボードをじっくり読んでいます。以前に東京都農林水産振興財団の方から「結構たくさんの方が見ている らしいですよ」と伺っていましたが本当のようです。

さっそく、うちの子にもメッセージボードを見せて、書いてある内容を説明してあげました。娘から「へぇ~。お父さんの会社って環境にいいことやってるんだね。 すごいね。」妻からも「思っていた以上に大がかりだね」と言われて、何とも嬉しいやら誇らしい気持ちになりました。小学4年生ですが学校でECOについて 学習したばかりということもあって、関心をもっていろいろなことを聞いてきました。こんな会話ができるのも「企業の森」のおかげだと実感しました。

遠くに目を向けると、澄みわたった青空と緑の山並み、その手前には青梅の街並みが、そして、真下には私たちが5月に植樹を行った急斜面が広がり、そこから涼しい風が吹き上がってきて、とても清々しい気分です。

5月以降、台風や集中豪雨が何回かありましたが、広葉樹も花粉の少ないスギの苗も順調に育っていました。ちょっと苗のまわりの草が多くなっているのが気にな りましたが、後から聞いた振興財団の方のお話では、この秋は下刈り(草刈り)の必要はなく、来年7月頃にイベントとしてやられてはどうかということです。 その頃にはどれだけ苗が成長しているか今からとても楽しみです。

植樹地をあとにして、車で15分ほど奥多摩方向に走り、御岳駅の近くにある酒造会社直営のお店で遅めの昼食をとりました。豆腐料理がとてもおいしく、また窓の外にはご覧のような多摩川の清流を間近に見ることができました。

食事後は、川原におりて娘は水遊びに大喜びです。周りではカヌーや釣りをしたりバーベキューをしたりでたくさんの人が思い思いの休日を楽しんでいました。
帰りの車の中、後部座席の娘に「青梅はどうだった?」と聞くと返事はなく、ルームミラーを見るとすでに夢心地。「ま、いいか。」でも私にとっては何となく充実感のある満足な一日でした。
(S/S)