下草刈りイベント(2011年9月17日)
9月17日(土)今回で4回目となる「森林整備イベント」が開催されました。
植栽したスギの周りに生い茂った草などを刈り払う「下刈り」と、参加者のコミュニケーションの場としてのバーベキュー、そして今回新しい試みとして、メニューの中に「木工体験」が取り入れられ、全員で「マイ箸作り」を行いました。
下刈り作業は、一般的に6月~9月上旬頃に行うのが効果的とされていますが、今年は暑さのことを考えてなるべく時期を遅らせての実施となり、幸い当日は、残暑がおさまり、曇り空で直射日光もなく、比較的作業がしやすい状況となりました。
下刈りの後は、今回新たに取り入れた木工体験です。恒例となった午後からのバーベキューの際に、割り箸や紙皿等のゴミを多く出してしまっているので、お箸は自分たちで作ったものを使って持ち帰ることでゴミを減らしましょうということで「マイ箸作り」が取り入れられました。20センチ位の長さの細い角材と木工用小刀、紙ヤスリが配られ、まず小刀で角材を削っていきます。最近では小刀を使うことがほとんどないので、最初はちょっと戸惑い、周りの人の様子をうかがいながらでしたが、そのうちに皆さん自分の手作業に夢中になっていきます。先端が細くなるように角度に気をつけながら削り、最後は紙ヤスリで形を整えますが、その頃になると、皆さん無口になって、下を向いて黙々と削っていきます。
続いて植樹地をバックに全員で記念撮影です。今回は黒田電気の金子社長、黒田テクノの権田社長をはじめとする総勢38名の参加となりました。
イベントの最後はお待ちかねのバーベキュー。会場は例年どおり多摩川の清流のほとりにあるバーベキュー場ですが、今回は先ほど作ったマイ箸を使用したちょっとエコなバーベキューです。バスケットボール部のメンバーが中心となって、お肉や野菜を手際よく焼いて、皆なで大いに食べ、飲み、そして会話を楽しみました。今回はお肉をグレードアップしたこともあり、下刈り作業でお腹をすかせたあとのその味は「最高!」「おいしい」と評判でした。「今まで話したことなかったけど、○○さんて、こういう人だったのか」というような新しい発見も多かったようです。会場はいつまでもにぎやかな歓声と笑い声に包まれ、バーベキューが終わって、帰りの河辺駅までのマイクロバスの中までも大いに盛り上がっていました。駅で解散の際、「う~ん、やっぱりいいよねぇ」「楽しかった」という声が多く聞かれました。
今年から、関西地区でも「企業の森・黒田電気(川西市黒川)」がスタートし、環境貢献の側面でのCSR活動が社内で広がりを見せています。この青梅での取り組みは4年目となり、定着してきていますが、参加者(特にまだ参加したことのない社員や女性、ご家族)をいかに増やしていくかなどの課題もあります。でも、今回の「木工体験」のような新しい試みが、その解決のヒントにもなりそうですし、参加者の皆さんからも色々とアイデアをいただいており、それらを活かして今後も魅力あふれる活動・イベントを目指していきたいと考えています。そして何よりも、毎回参加者の方からいただいている、「楽しい」「やりがいがある」「また参加したい」「ずっと続けてほしい」といった思いを大切にしていきたいと思います。